医療新時代を開くNAD+ NMN(ナイアシン:ビタミンB³)

羽鳥慎一モーニングショー」に今井眞一郎博士が出演
「老化をコントロールするNAD+の研究」を解説

2026/05/16
最終更新:2026-09-08

5月15日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に、番組と永年の交流がある今井眞一郎博士が出演しました。
「老化をコントロールするNAD+の研究」についての解説でしたが、ダイエットの注意事項や脂肪分摂取の重要性など、TV視聴者を満足させる情報が山盛り。
米国で研究を続ける博士は、大衆的抗老化研究の世界的権威ですが、今回の来日目的は、博士の思想に近い大衆医薬品製薬会社である湧永製薬の新製品発表会でした。
 湧永製薬の新薬は今井博士自身の研究ではありませんが、番組ではニンニク抽出液の熟成部分に今井博士の主要研究テーマである、NAD+を増やす可能性があることが紹介されました。
慶応義塾大学医学部卒の博士は、卒業後渡米し、シアトルのワシントン大学で研究を続けています。

湧永製薬の新製品は、今井博士の 「アンチエージングに関わる物質のNAD+研究」に関連しており、推薦を依頼されたのでしょう。
安価な物質ナイアシンから体内生成される中間代謝物*NMNを、コスト高となるニンニク発酵物質に置き換える理由や、NAD+合成経路での*NAMPT(ニコチンアミド・ホスホリボシルトランスフェラーゼ)の活性化と関連するのか、は解説されませんでした。

*NMNはNicotinamide mononucleotide(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の略語。
(主として)ビタミンB³様物質のナイアシン(Niacin:NAM)を前駆体として生成される中間代謝物のことです。
* NAMPT:
ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(nicotinamide phosphoribosyltransferase)
NAD+量を調節し,サーチュインに代表されるNAD+消費酵素を介して代謝,炎症,分化,老化などの生物学的な多彩な局面において重要な役割を果たします。
NAD+を体内で再合成する「サルベージ経路」の最低限反応速度をコントロールする律速酵素今井真一郎博士らの「医療新時代を開くNAD+合成系NAMPTの研究」その1https://botanicals.co.jp/library_view.php?library_num=605
 
 貧富に関わらず、誰でも選択が可能な医療手法、手段は研究者の利益とはなりませんが、恵まれた環境で育った今井眞一郎博士は老化を遅らせる様々な手法の中で、ごく自然で普遍的な手段を模索しているのでしょう。
 NAD+とは医学生時代から今井氏が注目していたのがNAD+と言われています。
(ノギボタニカルの海外情報ロハスケではシリーズで今井眞一郎博士らの研究を紹介しています。
主力製品であるレスベの機能とも密接な関連があるからです)

NAD+とは生体が摂取した食事の栄養分をエネルギーに転換する機能を持つニコチンアミド*・アデニン・2ヌクレオチド(Nicotinamide adenine dinucleotide )の略語ですが、ほとんどの生物細胞に存在する生命維持に欠かせない補酵素。
年齢とともに減少しますから、NAD+を減らさず、増やすことが老化を遅らせる重要なカギになると考えられています。
NAD+は1906年ごろの古くに発見され、脂質代謝に関わる重要物質として知られており、米国東部のハーバード大学、MITを中心に研究が進んでいます。
サーチュイン研究の第一人者、MITのガレンテ博士(Leonard Guarente)らにより、サーチュインがNAD+やその前駆体に主要な働きをしていることが、分子レベルで解明され、これを切り口とした長寿、がんの予防や治療の研究が一気に加速しています。

ガレンテ博士は1978年にハーバード大学を卒業。
NAD+ (ナッドプラス)やその前駆体( precursors)をテーマに、エイジングに関わるサーチュイン(sirtuin biology)の分子細胞遺伝子学研究を続けています。
*Leonard Guarente:Director of the Glenn Laboratory for the Science of Aging at MIT, Novartis  Professor of Biology今井眞一郎博士らによるNAD+ 研究は、ガレンテ博士の研究をベースにしていますが、博士は米国東部の私立大学のいつもながらの金権体質を嫌い、コストの安いビタミンB³様物質ナイアシン(Niacin:NAM)の機能探求により、誰でもが受益者となれる健康長寿法の開発に注力しています。

NAD+の生成このNAD+(プラス)はナイアシン(Niacin)と総称されるビタミンB³類のニコチンアミド(nicotinamide:NAM)を前駆体として体内生成されます。
(哺乳類はビタミンB³のニコチンアミド(NAM)を材料として、2段階の酵素反応を経てNAD+(プラス)を生成する経路(biosynthetic pathway)を持っています)
 摘発されたNMNの超高額サプリメント貧富に関わらず、誰でも選択が可能な医療手法、手段を模索する今井眞一郎博士が著名になるに従い、NMNを人為的に製造して超高価で販売する事件が発生。

NAD+の深堀された研究は、日本では20年以上前に今井博士らにより世に出ており、ノギボタニカルなどが7~8年前に、すでにサプリメントを売り出しています。
 近年になり、零細、中小企業ではなく、規模の大きい企業が争うように参入し超高価販売を目論んでいましたから、世界大戦後の復興に「生産者保護政策」をモットーとする関係省庁も黙っていませんでした。
消費者庁は、2024年11月13日、大正製薬株式会社に対し、同社が供給する「NMN taisho」と称するサプリメントに係る表示について、景品表示法に違反する行為(同法第5条第3号:ステルスマーケティング告示)に該当が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令を行 いました「摘発されたNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の超高額サプリメント」
https://botanicals.co.jp/library_view.php?library_num=454
 
 「バブル崩壊前後と極似する新規サプリメントの急増乱立は不景気を象徴しているのか」
https://botanicals.co.jp/library_view.php?library_num=838
 
 

参考資料