1. スイカはバイアグラ効果を持つだろう(Watermelon May Have Viagra-Effect)「スイカはバイアグラ効果を持つだろう」(Watermelon May Have Viagra-Effect) というパティル博士(Dr. Bhimu Patil)のレポートが最初に話題となったのは2008年。 パティル博士は、テキサス農業工科大学(the Texas A&M University) 農芸化学部(Horticultural Sciences)に併設(1992年)された「野菜と果実の改良センター」理事を務めています(The Vegetable and Fruit Improvement Center :VFIC)。 *テキサス州はフロリダ、カリフォルニアに次ぐスイカの大生産地。2. テキサス農業工科大学の野菜と果実の改良センター(VFIC)テキサス農業工科大学(the Texas A&M University)は全米で有数の農業工科大学。 1876年に創立されました。 学生数は全米第4位、ヒューストンより車で2時間程度に立地しています。 *A&MとはAgricultural and Mechanicalの略ですが、テキサス農業工科大学というより、昔ながらの農芸化学大学というのが地元の感覚のようです。 *A&M: Agricultural and MechanicalテキサスA&M大学は州立大学.1862年のモリル法(農地授与法)に基づいて設立された ため、農芸と工科双方の教科が並立しています.
テキサス州の農業は零細業者が多いために農業従事者数と開墾面積は全米一で、スイカの他、人参、かんきつ類、メロン、タマネギ、桃、ペカン(pecan)またはピーカン、トウガラシ、ジャガイモなどが特産品となっています。 野菜と果実の改良センター(The Vegetable and Fruit Improvement Center:VFIC)の研究ターゲットは生産している野菜、果物の生理活性物質を調べ、遺伝子組み換、品種改良により有用物質を強化した野菜、果物を開発すること。 例えばスイカにカロテノイド(カロチノイド)を強化することにより抗酸化作用がさらに強くなります。 改良センター(VFIC)が開発したリコピン強化トマトも著名です。 品種改良の研究対象物質は、主として野菜、果実の重要含有成分であるアントシアニン、アスコルビン酸、カルシュウム、カロテノイド、フラボノイド、リモノイド、フェノール類、糖類です。3. スイカは独立記念日よりバレンタインデーにふさわしい。バティル博士のレポートバティル博士はレポートで以下のように述べています(要点の抜粋)。 「スイカは調べれば調べるほど、驚くほど多様な滋養物質を持ちます。 リコピン(リコペン)、βカロチン(ベータ・カロテン)がこれまで良く知られたスイカの植物性滋養物質(phyto-nutrients)ですが、近年になり、もつれた糸がほどけるように解明されてきたのが遊離アミノ酸のシトルリン。 元来、シトルリンはスイカの属名であるCitrullusから名付けられていますから、成分の存在は知られていましたが、詳しい機能は解明されていませんでした。 インポテンツやEDと呼ばれる性機能不全は心理面なども絡みますから、単純ではありませんが、シトルリンにより、さらなる酸化窒素を補充することが、血流増加を期待する人の助けとなるでしょう。 シトルリンはアンギーナ(アンギナ:angina:心臓への血流不足で起こる様々な症状)、血圧、心臓障害の治療の助けともなります」