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"週5日は野菜を” "毎日もっと野菜を"(後編)スイカのシトルリンはウリ科果実野菜の強精強壮成分酷暑を凌ぐアジア人の知恵がシトルリンアジアに学ぶ瓜(うり)食文化(続編) 1.シトルリンと日本人のウリ類(gourd)消費量2.もっと食べてほしいシトルリン豊富な冬瓜(トウガン:Benincasa hispida) 3.ウリ類のツルレイシ(苦瓜:ゴーヤ:Momordica charantia) 4、ウリ類の苦み、ククルビタシン(Cucurbitacin)の効能は諸刃の刃 5.ウリ類のメジャーはキュウリ(Cucumis sativus) 6.マイナーながらも日本市場で存在感を増しているズッキーニ(Cucurbita pepo) 7.ペポ種カボチャ(Cucurbita pepo)とズッキーニ(Cucurbita pepo)は同じもの 8.安価でシトルリン豊富なハヤトウリ(隼人瓜:Sechium edule). 9.シトルリンが豊富なウリ類(gourd)のマスクメロン(Cucumis melo)はフルーツの王様1.強精強壮効果のある夏の健康野菜は瓜類ウリ類はスイカを筆頭にシトルリン(Citrulline)、テルぺノイド、ビタミン、ミネラル、繊維質が豊富な、図抜けた健康食品。 アミノ酸のシトルリンは、1914年に東京大学の古賀彌太郎、大嶽了両氏によってスイカから単離発見され、スイカの学名「Citrullus vulgaris」から名づけられたと言われています。 戦乱で間が空きましたが、1930年に東京大学(帝国大学)農学部の鈴木梅太郎研究室の和田光徳氏が実用に向けてシトルリン(Citrulline)の化学構造を決定しました。 和田氏は後に伝統ある宇都宮大学農学部生物化学研究室の初代教授となっています。
アジア、中東、南北アメリカ、地中海沿岸部など熱帯、亜熱帯諸国ではスイカを含めた瓜類の消費量が日本をはるかに超えており、温帯気候で生産量が少ないフランスでさえ一人当たり消費量は日本をはるかに超えています。 日本の温帯地域は5、6月がスイカなど瓜(ウリ:gourd)の旬。 各地方、各地域によって多様な瓜類を様々な呼び名で楽しみますが野菜料理や漬物が多く、消費量は多くありません。
 瓜類(gourd)は身近な野菜ですが、カボチャとズッキーニ、夕顔と干瓢(かんぴょう)が同じもの(同属)だと知る人は少ないでしょう. 果実野菜、果物として身近なスイカ、メロン、キュウリ、ゴーヤ、カボチャ、ズッキーニ、冬瓜(とうがん)、夕顔(カンピョウ)、ヘチマ、瓢箪(ひょうたん)はどれもが遺伝子的に近い親戚. 緑黄野菜として高血糖を防ぎ、含有するシトルリンが強精強壮の源泉で知られています。 「生鮮スイカのシトルリンにはバイアグラ効果」 https://botanicals.co.jp/library_view.php?library_num=9 シトルリンここのつ(9)の何故? Q&Ahttps://botanicals.co.jp/library_view.php?library_num=114 2.シトルリンの宝庫はスイカ(Citrullus lanatus)にあります.jpg) シトルリンが最も豊富なのはスイカ(Citrullus lanatus) (南西タイの農村をバンコクへ向けて走るトラック)
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trim.jpg) (写真上)バンコク中心街高級デパートの果物売り場. スイカはウェット・マーケット(生鮮食品専門市場)に負けないボリューム
 (写真上)マレーシアの生鮮市場では中玉が1キロ120円(ジョホールバル)から300円くらい(KL)
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シトルリンの含有量が最も多いスイカ(Citrullus lanatus)は消費量でも世界的にはフルーツ界の王様。 色、形は様々ですがトウガラシ、トウモロコシ同様に分類は1種類(Citrullus lanatus)のみ。 世界の総生産量は1億トンに迫ります。この数字はバナナと並んでフルーツ類最大の生産量。 日本の生産量は約38万トンありますが、人口比では他国に較べ少量. 生産量は中国が世界生産量の半分以上ですが、これは信頼すべき数字かどうかは定かでありません。 世界的に多いのはトルコ、イランなど中東。400万トン前後の生産量があるでしょう。
7月4日は米国の独立記念日。日本でも知る人が多いおなじみの日ですがこの日はアメリカのスイカの日でもあります。 アメリカのスイカ生産は世界的にも第5位の180万トン弱。 カリフォルニア、フロリダ、テキサスが主産地で人口当たりに修正しても日本の2.5倍は消費しています。

3.シトルリン(Citrulline)の含有量と健康効果は比例しないシトルリンはスイカの含有量が最も多いことが知られており、含有量2位、3位といわれるメロン、へちまなどの3倍以上といわれます。 シトルリン含有量は水分の多いウリ科に多いのですが、含有量イコール効能が優れているというわけでもありません。 シトルリンの効果はシトルリン単体で得られるものではなく非常に複雑。 単にシトルリンの摂取量が多いだけで糖尿病やED対策の健康効果を期待することはできません。 シトルリン・サプリメントの体感度が今一つという方など、効果に個人差が非常に大きいのもこのあたりにあるのでしょう。 効果を発揮する化学反応にはビタミン、ミネラルをはじめ、多くの酵素類が必須。 バラエティーのある食生活の相乗によってシトルリンの吸収と体内生成の誘導効果をはかることが効果的です。 冬瓜、ゴーヤ、ヘチマなどを健康食とする中国人(アジア人)の知恵がそこにはあります。

日本人よりはるかに健康に気を使う中国、インド、韓国、東南アジアの人々. 生活環境が肉体的に過酷だからかもしれません。 瓜類の摂食量は日本とは比較にならない大量です。 上の写真は健康野菜を厳選して市場に持ち込んだ生産者。 王様のブロッコリーとともにズッキーニ、カボチャを加えています。(ベトナム南部)
4.日本人のウリ科野菜摂取量とシトルリンウリ科野菜の生産、消費が多い国はたくさんありますが、特に多いのが中国。 世界総生産量の半分以上と自称する中国の農産統計は信頼すべき数字ではありませんが、図抜けて多いことだけは確かでしょう。 その影響を受けているのが近接するベトナムや中国系住民の多いアジア諸国。 彼らが体験的に強壮健康食として捉えているスイカ以外のウリ科には冬瓜(とうがん)、ゴーヤ、ヘチマ類があります。 我が国の瓜類生産量はそれほど多くありませんが、伝統的に国民の食生活に深く根ざしています。 スイカ、キュウリ、ズッキーニ、かぼちゃ、甜瓜(まくわうり)、冬瓜、ゴーヤ、へちま類が主ですが、最近は可食部分が多いハヤトウリを栽培する農家が増えています。 ところが統計で見る限り、数量的には健康に寄与するほど食されていません。 他の食品にも言えることですが問題は和食にあるかもしれません。 懐石料理の流れなのでしょう。和食は食材使用量が極端に少ないのが特徴的

食用菊(もってのほか:山形)と冬瓜のスープ瓜類もアジアで主流のスープや野菜煮込みが少なく、漬物や主菜の添え物程度。 欧米式が主体の食生活に和食は健康食となりますが、和食が主体の食生活は満足すべき生活パワーを生み出すのが難しいかもしれません。 和食調理の欠点は、美味しくするために「水に晒す」をはじめとして、触媒を使用して徹底的に灰汁(あく)抜きをすること。(豆類や根菜の解毒目的なら必要なことです) 美しさ、美味しさを追求するあまり洗練しすぎ、栄養面では抜け殻となることが少なくありません。 瓜類のスープや肉類との煮込み。ゴーヤチャンプルーのような混載料理がお奨めです。
5.行き過ぎた品種改良と工業的生産法は健康食にはマイナス日本は農業技術先進国の一つ。徹底的に品種改良をしています。 有毒成分除去、栄養成分強化は消費者にプラスとなりますが促成栽培、ハウス栽培、水耕栽培に適した品種。 病害虫、天候不順に強い全天候型品種。 工業力による大量工場生産が可能な品種開発などなどが優先であり、栄養面はその次。 無臭ピーマン。酸味を徹底的に排除した糖度の高い果物。苦くないゴーヤ。 水耕栽培のトマト、いちご、葉野菜。種無し果実などが身近になりました。 酸味、渋み、苦味、香りなどのポリフェノール、テルペン、サポニン成分は悪玉もありますが、常用野菜、果物の場合は善玉のほうが多いでしょう。 品種改良がほどほどの伝統種が健康食品と言えます。
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